納入実績(焼入装置)
納入実績(焼入装置)
工作機械・産業機械・ロボット
ボールねじ焼入装置
ボール径の大きい谷部にも十分な硬化層を確保する半開放コイル
半開放コイルで軸方向に電流を流すことで、ボール径の大きい谷部であっても十分な焼入深さを確保します。また、コアを使用しない設計のため、コアの劣化による品質低下などの諸問題を解消しています。
高精度なリードピッチと低歪を実現する「均一冷却コンビネーション」
均一に加熱した後、いかに均一に冷却できるかが、高精度なリードピッチと低歪の確保につながります。当社の装置には、谷部を集中的に冷却した後、全体を包みこむような冷却を行う「均一冷却コンビネーション」機構が備わっており、高精度で安定した焼入れを行います。
独自の「高精度出力機構」による設備のコンパクト化
当社の整合部は、コイルへの出力を一定に保ちながら高速横移動できるため、ワークを移動する必要がなく、装置はワークの長さ+αで済みます。
ガイドレール焼入装置
独自の「コイルギャップ一定機構」で必要箇所のみへ焼入れ
焼入面とコイルの隙間を均等に保つコイルギャップ一定機構を備えている為、必要箇所だけ均一に加熱できます。それにより歪が少なく、後加工への影響を最小限に抑えられます。
「加熱冷却の高速連続処理」による高精度焼入
長尺ワークを高速送りのまま、加熱後に2段階冷却を行うことで、ワーク内部への熱伝導を抑え、低歪な焼入を行います。同時に、高い生産性を実現します。
ガイドレール・ブロック焼入装置
多品種小ロットのガイドレール・ブロックを高周波焼入れ化で対応
多品種小ロットとなるガイドレール・ブロックで一般的に利用される浸炭焼入れでは、処理時間の長さ、品質のバラつき、後処理等の懸念材料がありました。これら課題に対し、高周波焼入れは、必要箇所のみに焼入れを施すなど柔軟に対応しております。
ベッド焼入装置
「コイル自動追従機構」による均一な焼入パターンを確保
面移動焼入れは、コイルとワークのギャップを一定にすることが大前提ですが、大型のベッドやコラムはその自重による変形を考慮する必要があるため、高いスキルが求められます。それに対し当社は、変位センサーを用いてコイルを自動追従させ、均一な焼入パターンを確保しています。
「コイルオートチェンジャー」による省人化
1日で多品種を熱処理加工していく必要のあるワークにおいて、作業者がコイルを手動で段替えする時間はとても負担となります。この問題に対し、当社は、段替え時間を大幅短縮でき、コイルのセットミスも起きない「コイルオートチェンジャー(コイル自動交換)」機構を搭載した装置を提供しています。
ロボット用部品焼入装置
必要な箇所のみの一発焼入れで低歪を実現
必要な箇所にのみ一発焼入れを行うことで、歪みの少ない品質を実現します。そのため、軸があるワークに関しても、不要な熱影響によって起こる軸の倒れが発生しません。
生産性の高い装置
写真の装置は、1台の発振器で3つの焼入機を切り替え、サイズの異なるワークを順次焼入れしています。そのため、多品種の熱処理加工と高い生産性を両立して行えます。
焼割れやオーバーヒートを起こさないクロスローラーベアリングの焼入れ
鋭角な溝部に焼入れをする必要のあるクロスローラーベアリングは、間違った焼入れ・冷却方案を採用すると、焼割れやオーバーヒートを起こしやすい難しい形状をしています。富士電子工業では、独自のコイルと冷却方案で、これらの問題を解消した焼入れパターンを実現しています。
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